流量観測の様子(用水路)

農業用水路での流量観測 ~街中を走る水路~

農業用水路での流量観測 ~街中を走る水路~

農業用水路での流量観測 ~コンクリートの管渠が水をつなぐ~

農業用水路での流量観測 ~コンクリートの管渠が水をつなぐ~

農業用水路での流量観測 ~田んぼの真ん中~

農業用水路での流量観測 ~田んぼの真ん中~

農業用水路にて、流量(水がどれだけ流れているか)を調査しています。
街中の小規模な水路や、田んぼの中を走る、極小の水路の状態を調べます。

調査手順は、以下の様になります。
①流量調査箇所へ到達する。
②メジャーなどで、水路の幅を計る。
③スタッフなどで、水深を測る。
電磁流速計で、水路内の水の流速を測る。
⑤測定したデータをまとめ、流量観測報告書を作成する。

農業をするには、水を欲しい時に潤沢に使えるかどうかが、生命線になります。
上流側で水をたくさん使って、下流側で使う水がないとなると、大きな問題となります。

なので、全ての農地に行き渡るように、適切な水量が流れているかを知ることが、調査の目的の一つとなります。
詳しくは、現況の農地への水収支(河口からの取水量、河川への流出量)と、損失水量を把握するための調査と言います。

現地調査では、農地の入口・出口や、用水路の分岐点などで流量を測り、水の流れを確認していきます。

 

電磁流速計で流速を測る

電磁流速計で流速を測る

電磁流速計の黒いセンサー部を上流に向け、流速値を取得します。
現地調査は、ほとんどアナログ作業になります。

 

水路流量観測 報告書のグラフ例

水路流量観測 報告書のグラフ例

入力した水深値、流速値をグラフ化しています。
これにより、桁間違いなどの、見落としがちなミスを防ぐことができます。

入力した数字だけの確認をしても、特に桁間違いは発生しやすいので、このような工夫が必要です。

自然環境の調査と言っても、色々な種類がありますね。
この農業用水路の流量調査も、農業生産と言う、巡り巡って我々の生活に直結する大事な仕事です。